6.雑誌

2009年11月19日 (木)

COURRiER Japon(クーリエ・ジャポン)12月号に載りました

結果発表の画像  「クーリエ・ジャポン レビューコンテストで「副編集長賞」をいただきました。」という記事でお知らせした入賞特典の1つに、「クーリエ・ジャポン本誌面上にブログ情報を掲載」というのがありましたが、現在発売中の12月号に載っていました。
 右の写真がそれです。裏表紙から2つ目の見開きに載っていました。見ての通り定期購読のキャンペーン広告のページです。ブロガーレビューコンテスト結果発表!、という見出しの下に「☆副編集長賞 YO-SHI様「本読みな暮らし」」と書かれています。

 正直に言うと..「うれしい」という気持ちと、「これだけ?」という気持ちが半々です。名前を載せてもらうだけでもスゴイことだとは分かっています。わがままを言える立場ではないことも..。
 でも、このコンテストはこれから何回か続く予定なので、受賞者の正直な気持ちは表明しておいた方がいいと思うのです。今後の受賞者が私と同じ気持ちになったら、受賞者もせっかく掲載した編集部さんもお互いに不幸ですから。私のことはもう良いので、できることならこれから変えることを検討していただきたいのです。

 それで私としてはどんなものを期待していたかと言うと、受賞者全員分で1段ぐらい使って(1ページは5段組になってます)、コンテストの概要と、受賞者名/ブログ名/ブログのURL、それと選評ぐらい載せてもらえるかなぁ、と漠然とですが思っていました。選評と言っても「結果発表のホームページ」に載せていただいた50文字程度のもので充分です。期待しすぎなんでしょうか?

 (取って付けたようになりますが)この度は、本誌に載せていただいてありがとうございました。「ありがたい」という気持ちには偽りはありません。念のため。

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2009年10月20日 (火)

COURRiER Japon(クーリエ・ジャポン) 2009年11月号

 R+(レビュープラス)様にて献本いただきました。感謝。

 本誌は世界の1500を越えるメディアのニュースの中から記事を選び、あるものは翻訳・編集し、あるものは日本で独自の解説も付けて紹介した雑誌。先日レビューに「副編集長賞」をいただいた10月号に続いて11月号を読んだ。
 今月号の主な特集は、坂本龍一さん責任編集の「森と地球の未来~サスティナブルな文明へ」と、鳩山政権への海外メディアの期待度を紹介した「世界が採点する”HATOYAMA”」の2つ。その他には、世界最強の投資銀行を告発する「ゴールドマン・サックスの「闇」」、中国の次世代を特集した「80后~80年代以降に生まれた一人っ子世代の”革命”」の2つの記事が目を引いた。

 特集「森と地球の未来」を読んで感じたことを1つ。それは、これらのニュースは国内のメディアはどうように報道したのか?という疑問だ。例えば、ネパールの難民キャンプには太陽熱を利用したソーラークッカーが2500基も導入された。これによって、CO2排出ゼロ、薪としての利用のための森林伐採の中止、炊事を行う女性の生活環境と衛生状態の改善などが実現している。また、デンマークの島では、石油も原子力も使用せず、風力や太陽光、バイオマスで消費エネルギー100%を自給自足可能にしている。これらはこれまでに日本では報道されたのだろうか?

 まぁ、私が知らないだけでどこかで報道されてはいるのだろう。しかし単純に考えても、多くの記者によって取材活動が行われれば、それだけ多くのニュースが集まる。上の2つの記事はともに「レプブリカ・デレ・ドンネ」というイタリアの週刊誌の記事なのだが、もしかしたら独自の取材ルートがあるのかもしれない。飛びぬけて優秀な記者を抱えている可能性だってある。
 私が接する日本のメディアの地球温暖化の報道と言えば、ツバルという国が水没するとか、シロクマが生息できなくなるとか、ショッキングな予測が繰り返し使われる。こう言った話は情緒には訴えるが、損得勘定に長けた人々には効果がない。「シロクマとあなたの生活とどっちが大事?」と聞かれると、「自分の生活」と答えるのが大多数の本音なのだから。
 だから、そんな情緒的な話よりも上の例のように、どこそこではこんな取り組みが成功している(あるいは問題を抱えている)、という事例を広く世界に目を向けて教えて欲しい。そしてその目の数は多い方がいい。「日本が海外からどう見られているか」が分かるなんてことは本誌の価値の一部でしかない。提携する1500を越えるメディアが抱える、膨大な数の記者の目こそ本誌の財産だと思う。

 ひとつだけ苦言を呈する。坂本龍一さんとルイ・ヴィトンによる「ルイ・ヴィトンの森」プロジェクトの紹介記事があるのだが、その扉のページの文字が読みづらい。木漏れ日が美しい森の写真に白抜きの文字が重ねてあるのだが、全体的にチラチラして読みにくいし、明るい部分に重なった文字はよく見ないと判読できない。
 もちろん、前後の文脈から読み取れるのだけれど、読むのにけっこう苦労した。レストランで付け合せのニンジンが生煮えで硬くて食べられなかったような気分だ。つまり、メインに対する評価には影響が小さいかもしれないが、この部分についてだけ言えばプロの仕事じゃない、ということだ。

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2009年9月17日 (木)

COURRiER Japon(クーリエ・ジャポン)

 R+(レビュープラス)様にて献本いただきました。感謝。

 本誌は分類で言えば「ニュース・総合誌」ということになるのだろう。しかし、他の雑誌のどれとも違うように感じる。本誌は、フランスの週刊誌「クーリエ・アンテルナショナル」と提携した月刊誌だ。ちなみに「クーリエ」とは、元々は在外公館と本国、または在外公館の間での運搬業務。転じて小口の国際宅配便のことを言う。

 そして、本誌は世界中を飛び交う荷物と同じように、国境を越えて発せられる世界の1500を越えるメディアのニュースの中から記事を選び、あるものは翻訳・編集し、あるものは日本で独自の解説も付けて紹介することで、世界から見た「日本」と、世界の「今」を描き出している。こんな雑誌は他にない。
 例えば、私が読んだ2009年10月号では、アメリカ、イギリス、フランス、スペイン、オーストラリア、韓国、中国、ロシア、インドネシア、ミャンマー、タイ....挙げていけばキリがないのではないかと思うほどたくさんの国のメディアが発したニュースが紹介されている。

 また、この号では3つの特集が組まれている。1つ目は「世界が見た”日本のCHANGE”」。日本の政権交代を世界がどう見たかだ。2つ目は「いま、なぜ「アフリカ」なのか」。こちらは勝間和代氏の責任編集。3つ目は「雑誌が「消える」日」。「活字メディアの未来」と題したシリーズの3弾目らしい。
 特集以外も含めて、どれも刺激的な記事だ。「世界が日本をどう見たか」は多くの人が気になるところだ。しかし本誌はその深さにおいて優れてはいるけれども、この切り口は他誌でもテレビや新聞でも散見される。他ではあまり見かけないのは、外国メディアによる自国の調査報道や、日本以外の他国の報道だ。世界はますます同時的かつ多面的になっている。様々な視点で「世界を知る」ことの重要性が増してきている。

 とは言うものの、1つの疑問が頭をかすめる。重要性が増しているとは言え、海の向こうのことには違いない。この雑誌がどのくらいのボリュームの読者に支持されるのだろう、という疑問だ。素人ながら雑誌は発行部数が大事で、そのためにはできるだけ多くの人に読んでもらえる誌面づくりが必要なのだろうと思う。
 この疑問への答えは意外にも本誌の中にあった。「雑誌が「消える」日」という特集の「「エコノミスト」はなぜ売れる?」という記事中に「大衆向けの雑誌では勝負にならない。皮肉なことに、ときには限られた読者を狙ったほうが、世界を制する最善策となるのだ。」とある。キーワードは「ボリューム」ではなく、「アイデンティティ」と「品質」。本誌が目指すところもこれなのだろう。
 そうそう、編集長がこの特集「雑誌が「消える」日」について、「まったく他人事ではありません(笑)」と書かれている。あまりに生々しくて、それを緩和するために(笑)をつけたのだと思う。ホントは笑ってる余裕なんかないのだろう。

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2009年5月 8日 (金)

朝日ジャーナル(週刊朝日緊急増刊)

出版社:朝日新聞出版
出版日:2009年4月30日発行(増刊)
評  価:☆☆☆(説明)

 15年以上も前に休刊になった週刊誌「朝日ジャーナル」が、週刊朝日の緊急増刊という形で1号だけ復刊した。今年は創刊50年の節目の年になるそうで、恐らくはこの期を逃しては復活の芽はなくなる、という関係者の「もう後がない」という思いが結実したのだろう。半月以上も前に発売されていたのだが不覚にも知らずにいた。

 復刊の理由は「この国への強い危機感から」ということで、表紙には「怒りの復活」という小振りながら赤文字が躍っている。そんなに力まない方が意見や主張を伝えやすいのに、と思うが、復刊に関わった人々には、今の社会そして雑誌自身のあり方にも危機感や不満があるのだろう。その意気込みは買いたい。
 編集長が書く「いまこの時代に「ジャーナル」があったら」という思いは、その危機感や不満の表れだろう。しかし、それを「あの時代は良かった」という形で表現してしまっては前に進む力にはならない。この復刊号にそんな雰囲気が漂ってしまっていることは残念だ。現代の錚々たる論客が執筆をしているが、殆どがかつての執筆者か読者としての「ジャーナル世代」だ。さながら同窓会の様相を呈している。

 新聞社も雑誌社もビジネスだから、「思い」だけでは進められないのは分かる。しかし、この復刊が「創刊50年記念事業」ではなく危機感からだというのなら、週刊朝日編集部がいまこの時代に「ジャーナル」が必要だと思うのなら、今回の反応を踏み台に正式に復刊させて欲しいと思う。新たに1誌を出版するのが負担であれば、週刊朝日を朝日ジャーナルにしてもいい。名前も変えるか中身を変えるか、どっちでもいいので。

※週刊誌の増刊なので、すぐに入手困難になると思います。Amazonリンクからは新刊は購入できません。

ここからは、「朝日ジャーナル」についての私の思いを書いています。興味がある方はどうぞ

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