39.小路幸也(バンドワゴン)

2019年3月31日 (日)

ヘイ・ジュード

著  者:小路幸也
出版社:集英社
出版日:2018年4月30日 第1刷発行
評  価:☆☆☆☆(説明)

 「東京バンドワゴン」シリーズの第13弾。

 前々作の「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」の続き。東京の下町にある古本屋&カフェの「東京バンドワゴン」。を営む堀田家の1年を描く。

 本書のシリーズは毎回、ミステリーと人情話が散りばめられてエピソードが重ねられる。時には、堀田家の存亡に関わる事件や、親しい人たちが抜き差しならない窮地に陥ることもある。ネタバレになるけれど、今回はそういった方面の大立ち回りではなく、メンバーの成長や新しいステージへの踏み出しが主に描かれる。

 例えば、当主の勘一の曾孫である花陽は医大を受験、花陽の母である藍子は夫の英国人のマードックさんとある決断を。堀田家を物心ともにサポートしてきたIT企業の社長の藤島さんは、高名な書家だった父が亡くなって、実家の後継者に。

 13巻、年に1回のペースで続いてきたシリーズだから13年。物語の中では7年の時間が流れている。元々大家族で、大勢の出入りもある堀田家だけれど、今回は多くの人に異動や決断があって「節目」を感じる。前々々作「ヒア・カムズ・ザ・サン」あたりから成長著しい研人くん(勘一の曾孫)が、さらに存在感を増した。

 最後のシーンで、本書のタイトルでもある、ビートルズの「ヘイ・ジュード」が歌われる。その歌詞を思い出すと、心に染み入る。

 Then you can start to make it better.(そうすれば、きっと良くなるから)

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2018年12月19日 (水)

ラブ・ミー・テンダー

著  者:小路幸也
出版社:集英社
出版日:2017年4月30日 第1刷発行
評  価:☆☆☆☆(説明)

 「東京バンドワゴン」シリーズの第12弾。

 今回は、本編からずっと時代を遡って昭和40年代。舞台の古本屋「東京バンドワゴン」の当主で、本編では80代の堀田勘一が40代、その息子でロックスターの我南人はまだ20代だけれど、バンドデビューして少し経っていて、すでに若者に人気のバンドになっている。

 本書では、我南人と後に妻となる秋実の出会いを描く。本当に最初の出会いの場面は「フロム・ミー・トゥ・ユー」で、秋実さんの語り口で描かれている。今回はまさにその場面から始まって、その後の物語を描く。いつものように堀田家には事件が持ち込まれる。そしていつものように鮮やかに(多少強引に)事件を解決する。

 昭和40年代のテレビというと、アイドル歌手が人気になりだしたころで、本書の事件も、アイドルと芸能界やテレビ業界が絡んだものだ。あの頃のアイドルは、一般の人々からすると今よりももっと遠い存在だった。でも、誰かの友達だし、一人の若者として恋もすれば悩みもする。そういう話。

 「シリーズ読者待望」の秋実さんの物語、しかも長編。本編では、秋実さんは、シリーズが始まる数年前に亡くなったことになっていて、誰かの思い出としてしか語られない。その思い出の中で「堀田家の太陽」とまで言われているのに、エピソードはもちろん、どういう人だったのかも分からない。

 それが今回、長編でたっぷりと紹介された。まだ高校生なのだけれど、こんな芯の通った魅力的な人だったとは。登場のシーンからすでに惹きつけられる。その時の我南人もカッコいいし、そこに気が付く秋実もカッコいい。(すみません。ちょっと気持ちが高ぶってしまいました)

 私は「フロム・ミー・トゥ・ユー」のレビュー記事で、「秋実さんの物語が読めて、私は大満足だ」と書いた後で、「更なる欲が出て来た」と続けて、「長編にならないかなぁ」と書いている。その希望が叶った形で、また「大満足」だ。「更なる欲」も、また出てきてしまったけれど...。

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2018年1月 4日 (木)

2030年の旅

著  者:恩田陸、瀬名秀明、小路幸也ほか
出版社:新潮社
出版日:2017年10月25日 初版発行
評  価:☆☆☆(説明)

 新年の1冊目ということで、未来のことを考えてみようと思って、本書を選んだ。

 本書は2030年の日本の姿を、8人の作家さんがそれぞれ描いたアンソロジー。恩田陸さん、瀬名秀明さん、小路幸也さん、支倉凍砂さん、山内マリコさん、宗田理さん、喜多喜久さん、坂口恭平さん。恩田さんと小路さんは、私にとってお馴染みの作家さんだけれど、他の方は多分初めて。

 どれも短い中で展開の上手い物語になっていて面白かった。2作品だけ紹介する。

 1つ目は恩田陸さんの「逍遥」。ロンドン郊外に集まった3人の男性の話。そこでちょっとした事件がらみの、落し物の時計を探す。「集まった」と言っても、実はRR(リモート・リアル)という技術を使っていて、一人はマレーシア、一人は香港に実体がある。物に触ることもできるし、その場所では他の人からも見える。

 「他の人からも見える」となると、同時に2か所に居るようなものだから、アリバイなんて作り放題で、こんな技術が実現したら、犯罪捜査は大変だ。

 2つ目は山内マリコさんの「五十歳」。老齢の両親を助けるために帰郷した五十歳の女性の話。帰郷した時にはピンピンしていた両親があっけなく亡くなり、今は実家で一人暮らし。市の嘱託職員として、高齢者をショッピングモールや病院に送迎する仕事をしている。その日は新人を研修として、仕事に同行させる。

 予備校で英語を教えていたけど、少子化のあおりで閉校、その後に始めた英会話教室も、生徒が集まらずにクローズ。自動翻訳の機能が飛躍的に向上してわざわざ英語を勉強する人がいなくなってしまった。この経歴に「これはたぶん確実に起きる未来だ」と思った。

 2030年というと、今から12年。時代の変化が激しいとは言っても、まったく予想できないというほど先でもない。本書でも、AIやVRといった技術の進歩と、少子高齢化といった社会の変化という、現在既にみられる方向性が共通して題材になっている。

 帯に「日本のアカルイミライ」と書いてあるけれど、明るいとばかりは言えない。でも、このくらいの未来なら「まずまず良いシナリオ」だと思う。

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2017年7月16日 (日)

ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード

著  者:小路幸也
出版社:集英社
出版日:2016年4月30日 第1刷発行
評  価:☆☆☆☆(説明)

 「東京バンドワゴン」シリーズの第11弾。

 舞台は、東京の下町にある古本屋&カフェの「東京バンドワゴン」。前作の「ヒア・カムズ・ザ・サン」の続き。「東京バンドワゴン」を営む堀田家の1年を描く。

 いつもと同じ、大小のミステリーと人情話が散りばめられている。ミステリーの方は、東京バンドワゴンの蔵に眠る「呪いの目録」を探る男、創業者の堀田達吉と名門女子大の知られざる関係、幼稚園のお友達の家に出る幽霊、等々。

 人情話の方は、お隣の今は更生したかつての不良少年と昔の仲間の話、仕事一筋に生きた翻訳家と娘の関係、還暦を過ぎたロックミュージシャンの決断、亡くなった姉への思慕を抱き続ける青年実業家、等々。

 シリーズの中で時々ある大立ち回りも今回はあった。なんと、英国の秘密情報部が、王室の秘密が書かれた古書を奪還しに、東京バンドワゴンに現れたのだ。それに対して堀田家が打った一手がすごい。当主の勘一が切った啖呵がまたカッコいい。

 前作のレビューで「今回の一番の主役」と言った研人くんは高校生になった。ミュージシャンとしても人間としても男としても、今回も一回りも二回りも成長した。

 単行本の第1刷には、初回限定特典として、語り手のサチさんの初七日を描いたショートストーリー「夢もうつつもひとつ屋根の下」がついている。

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2017年5月21日 (日)

ヒア・カムズ・ザ・サン

著  者:小路幸也
出版社:集英社
出版日:2014年4月30日 第1刷発行
評  価:☆☆☆☆(説明)

 「東京バンドワゴン」シリーズの第10弾。

 舞台は、東京の下町にある古本屋&カフェの「東京バンドワゴン」。前作の「オール・ユー・ニード・イズ・ラブ」の続き。「東京バンドワゴン」を営む堀田家の1年を描く。

 今回も、大小のミステリーと人情話が散りばめられている。ミステリーの方は、白い影が見えるとかすすり泣きが聞こえるとかの幽霊騒ぎ、近くの区立図書館に古書が置かれるという謎の事件、宮内庁からの招かざる客、等々。

 人情話の方は、ご近所の青年の恋愛がらみの騒動や、以前に堀田家に救われたかつての不良少年(今は一児の父)の話、万引き少年の更生の機会、等々。それから、今回は少し悲しい別れもいくつかある。

 前作のレビューで「子どもたちの成長が楽しみになってきた」と書いたけれど、今回はその成長をはっきりと感じることができた。高校2年生の花陽ちゃんの啖呵がよかった。そして、登場回数は多くなくても、今回の一番の主役は、中学3年生の研人くんだ。何とも甘酸っぱいことになった。

 このシリーズのタイトルは、第1作を除いてビートルズの曲名(第3作「スタンド・バイ・ミー」はジョン・レノンによるカバー)。これまではその巻のイメージに「何となく合っている」感じだった。今回は、ストーリーにうまくはまっている。

 Here comes the sun, and I say It's alright. ♪

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2016年7月13日 (水)

オール・ユー・ニード・イズ・ラブ

著  者:小路幸也
出版社:集英社
出版日:2014年4月30日 第1刷発行
評  価:☆☆☆(説明)

 「東京バンドワゴン」シリーズの第9弾。

 舞台は、東京の下町にある古本屋&カフェの「東京バンドワゴン」。前作の「フロム・ミー・トゥ・ユー」が、脇役も含めた登場人物たち11人それぞれの物語の短編集、といったスピンアウト的だった。本書は、本編に戻って前々作「レディ・マドンナ」の続編になる。

 毎回、大小のミステリーと人情話が散りばめられている。今回のミステリーは、小学校2年生の女の子が一人で絵本を売りに来たのはなぜ?その女の子を見てお客の女性が涙を流したのは?「東京バンドワゴン」とそれを営む堀田家の、過去の秘密を探るノンフィクションライター...等々。

 人情話の方は、家族の問題に関するものが多い。両親が離婚調停中の家、認知症を患ったらしい母と息子夫婦、離婚して別々に暮らす娘の想いと父の想い、それぞれの道を歩む父と息子の葛藤。暗くなりそうな話題を、さらりと暖かい解決に導いてくれる。

 もう一つ。子どもたちの成長が楽しみになってきた。巻を重ねたシリーズならではのことだ。小学生だった研人くんが中学3年生、早くも「将来」について決断することに。生まれたばかりだと思っていた、かんなちゃんと鈴花ちゃんがもう一人前の活躍。まだまだこれから楽しみだ。

 語りを務める「大ばあちゃん」ことサチさんの言葉が、胸に残ったので..

 「人は人、自分は自分と認めあう。親子だろうと家族だろうと、他人だろうとそれは同じですよね。人の生き方を認めるところから、自分の生き方というものを人間は見つけるのではないでしょうかね。自分のためだけに生きるも、誰かのためを考えて生きるも、その人の人生ですから。」

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2016年5月12日 (木)

フロム・ミー・トゥ・ユー

著  者:小路幸也
出版社:集英社
出版日:2013年4月30日 第1刷発行
評  価:☆☆☆☆(説明)

 「東京バンドワゴン」シリーズの第8弾。

 東京の下町にある古本屋&カフェの「東京バンドワゴン」を営む堀田家の下町大家族物語。毎回ミステリー仕立ての心温まる話が楽しめる。今回は、いつもと少し趣向を変えて、堀田家だけでなく脇役の皆さんも含めた、11人が代わる代わるに語りを務める短編集。

 順番に言うと、堀田家の長男の紺さん、次男の青さんの奥さんのすずみさん、フリーライターの木島さん、紺さん奥さんの亜美さん、IT企業の社長の藤島さん、ちょうど真ん中の6人目が紺さんたちのお母さんの秋実さん。

 後半は、まずは青さん、紺さんの息子の研人くん、近所の小料理居酒屋の真奈美さん、真奈美さんのお店の板前の甲さん、最後が堀田家のおおばあちゃん(紺さんたちのおばあちゃん)のサチさん。

 堀田家には今4世代が同居している大家族。それぞれに語るべき物語がいくつもある。今回、これまでに少しだけ触れられたり、まったく語られなかったことが、まとまった形で読者に示された。読者サービスの巻と言えるだろう。

 どの話もしみじみと面白かった。でもひときわ注目されるのは、秋実さんの物語だろう。堀田家の人が心を寄せる太陽のような人。でも、数年前に亡くなったために、これまでほとんどエピソードが語られなかった。シリーズの読者なら関心があったはずだ。

 秋実さんの物語が読めて、私は大満足だ。ただ、更なる欲が出て来た。意図的にだと思うが、秋実さんの物語は10ページしかなくて、他と比べても極端に短い。長編にならないかなぁ。

 2014年に書いた前作の「レディ・マドンナ」のレビューで、「早く続巻を望む」と書いているけれど、その時すでに本書は出版されていた。その後に続編が出ているのも知らずにいた。現在第10弾まである。楽しみが増えた。

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2014年3月23日 (日)

レディ・マドンナ

著  者:小路幸也
出版社:集英社
出版日:2012年4月30日 第1刷発行 5月22日 第2刷発行
評  価:☆☆☆☆(説明)

 「東京バンドワゴン」シリーズの第7弾。シリーズとしては現在のところ本書が最新刊。

 舞台は、東京の下町にある古本屋&カフェの「東京バンドワゴン」。巻を重ねるごとに新たな登場人物が加わり、その多くが後の物語でも役割を得て登場する。そうして巻頭の「登場人物相関図」では、36人もの人を紹介している。

 今回も様々な物語が同時並行で進む。例えば、往年の大女優が当主で83歳の勘一を訪ねて足繁く通ってくる、勘一のひ孫の研人が上級生を殴った、店の棚一段の本を全部買っていく客がいる...といったことだ。

 「シー・ラブズ・ユー」や「スタンド・バイ・ミー」のレビュー記事でも書いたけれど、「東京バンドワゴン」は良い嫁さんたちに支えられている。今回も、勘一の孫の紺の奥さんの亜美さんが魅せてくれた、青の奥さんのすずみさんは「男前」だった。

 ところで、上に「現在のところ本書が最新刊」と書いたけれど、実はこの言葉はこの1カ月の間にこれで3度目。「丕緒の鳥」が「十二国記」シリーズの最新刊、「パラダイス・ロスト」が「ジョーカー・ゲーム」から始まる「D機関」シリーズの最新刊だからだ。

 面白いシリーズと出会うとしばらく楽しめる。「東京バンドワゴン」もそうだった。読み切ってしまって少し寂しい。早く続巻を望む。

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2014年2月12日 (水)

オブ・ラ・ディ・オブ・ラ・ダ

著  者:小路幸也
出版社:集英社
出版日:2011年4月30日 第1刷発行
評  価:☆☆☆(説明)

 「東京バンドワゴン」シリーズの第6弾。

 東京の下町にある古本屋&カフェの「東京バンドワゴン」とそこを営む堀田家を舞台としたミステリー&ホームドラマ。これまでと同じく4つの章があり、章の中で決着がつく小さな物語と、章をまたぐ大きな物語が同時並行で進む。

 例えば小さな物語は、「店の外のワゴンに何度か林檎が置かれていた」とか、「風体の穏やかでない輩が店の周りをウロウロしている」とか、「常連客の一人がストーカーされている」とか。深刻度に差はあるけれど「事件」が起きる。謎が解ければ一見落着。

 大きな物語の方は、30年前に亡くなった絵本童話作家の記念館の設立の話と、「伝説のロックンローラー」と呼ばれる我南人の曲の盗作事件。まぁこちらもうまい落としどころに落ちた感じ。

 前作のレビューで「都合のよさ」が興を削いでしまわない、ギリギリのライン、と書いたけれど、今回はそんなに「都合のよさ」を感じなかった。最終盤で「こりゃ力技だな」と思うことはあったけれど...

 改めて数えてみたら、本書までで堀田家の4年間を描いたことになる。シリーズ当初では小学校4年生だった研人くんは、中学1年生になった。ホームドラマの「無邪気+かわいい」担当だった彼が、本書では重要な役回で、何気ないセリフが「大きな物語」の伏線になっている。

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2014年1月19日 (日)

オール・マイ・ラビング

著  者:小路幸也
出版社:集英社
出版日:2010年4月30日 第1刷発行
評  価:☆☆☆☆(説明)

 「東京バンドワゴン」シリーズの第5弾。時代を遡って今は亡きサチおばあちゃんの若いころの物語だった、第4弾の「マイ・ブルー・ヘブン」から、現代へと戻って来た。

 東京の下町にある古本屋&カフェの「東京バンドワゴン」が舞台。そこを営む堀田家の人数が、巻を重ねるごとに増える。堀田家が関わることで登場人物も増える。本書巻頭の「登場人物相関図」には、実に30人以上の名前が載っている。

 その登場人物たちが、それぞれ主人公となった大小の物語が同時並行的に進む。小さな物語とは例えば、堀田家3姉弟の長男の紺の義弟の修平君が、「道ならぬ恋」をしているらしい、とか。修平君は以前の巻でちょっとだけ登場している。こんな具合で登場人物の増加によって、物語のバリエーションの拡大につながっている。

 大きな物語は、堀田家に伝わる「とてつもないお宝」の話と、伝説のロックンローラーと呼ばれる我南人の歌手生命に関わる話。私としてはこの2つともが、これまでのシリーズの中で一番を争うトピックだと思う。そういう意味で一山超えた気がした。

 「都合のよさ」が興を削いでしまわない、ギリギリのラインまで来ている気がする。ただ、このシリーズは基本的に「昭和のホームドラマ」の路線で、「都合のよさ」もその路線の内、と考えた方がいいのかもしれない。

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