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2019年1月 5日 (土)

0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる学ぶ人と育てる人のための教科書

著  者:落合陽一
出版社:小学館
出版日:2018年11月29日 電子書籍版発行
評  価:☆☆☆☆(説明)

 昨年後半から「人生100年時代」が気になっていて、もはや私の「主要なテーマ」と言ってもいいぐらいになっている。本書は友人のFacebookの投稿で知った。著者の落合陽一さんのことは気になっていたこともあって、手に取ってみた。

 人生は学校を卒業してからの方が長い。だから、社会にいながら学び続け、新しい知識を取り込めるか、新しい価値を提供し続けられるか、が鍵になる。本書には、そのためにどうすれば社会に出た後も学ぶ意欲を持ち続けられるのか?について、著者の提案が書いてある。

 全部で3章。第1章は「幼児教育から生涯教育まで「なぜ学ばなければならないのか」」の13問のQ&A。第2章は「落合陽一はこう作られた~」。幼少期から現在まで、どんな教育を受けどんな選択をしてきたか。第3章は「学び方の実践例」。「言語」「物理」「数学」「アート」の4つの要素について紹介。

 第1章には、いいことがいくつか書いてあった。例えば「なぜ勉強しなくてはいけないの?」と聞かれたら?の項。著者の答えは「新しいことを考えたり、新しいことを身につける方法を学ぶため」。「学校の勉強なんて社会に出たらまるで役に立たない」という考えは、教育の「コンテンツ」と「トレーニング」の2つ要素のうち、後者のもつ意味を正しく認識できていない、と。

 もう一つ。「根拠ある反対意見はサンプリングになる」の項。「正解か不正解かだけで判断する教育を受けていると、自分の意見に対する質問や別の意見は、すべて自分の意見を否定するものであり、その人への批判であると受け取ってしまいます」。これは今の世の中に広く見られることで、自戒を含めて本当に「なんとかずべき」ことだと思う。

 第3章には、共感することが書いてあった。「ロジカルシンキングとアカデミック・ライティング」の項。アカデミック・ライティングとは、簡単に言うと「相手が理解できる意味の明確な単語を使い、論理的に正しく意味が伝わる文章を書く」ということ。そのためには論理的な思考(ロジカルシンキング)と、それを言語化する能力が必要。上の「反対意見~」にも関連するけれど、ロジックが通じないと議論ができない。

 ここ数年は「新年最初の読書」の本は、意識して選んでいる。今年は、「人生100年時代」の自分の方向を見い出したい。

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