« キッチン風見鶏 | トップページ | この星の忘れられない本屋の話 »

2018年6月27日 (水)

ケルベロスの肖像

著  者:海堂尊
出版社:宝島社
出版日:2012年7月20日 第1刷 発行
評  価:☆☆☆(説明)

 「チーム・バチスタの栄光」から始まる「田口・白鳥シリーズ(著者は「東城大学シリーズ」としているそうだ)」の第6作にして最終巻。(「なんかちょっとつながらない」と読みながら思っていたら、第5作「アドリアネの弾丸」を飛ばして本書を読んでしまったらしい)

 主人公は田口公平。東城大学医学部付属病院で「不定愁訴外来(通称愚痴外来)」の責任者。舞台はこの大学病院。これはシリーズを通じて同じ。田口は「Aiセンター長」にも就任している。ちなみに「Ai」とは「Autopsy Imaging」で「死亡時画像診断」の意味。このシリーズのテーマの一つでもある。

 様々なことな起きる。Aiの導入に反対する勢力からは妨害され、病院長からはむちゃぶりされ、新しく着任したスーパーバイザーには振り回され、モンスター患者に対応し..田口センセイは息つく暇もない。ただ、物語はそういったことを押し流すような勢いで、「Aiセンター」の開所の日に向かって、一気に駆け上がるように展開する。

 登場人物がエキセントリックな人が多く、コミカルなエピソードがふんだんにあって楽しい。何度も声をあげて笑ってしまった。しかし、物語の発端は「八の月、東城大とケルベロスの塔を破壊する」と書かれた脅迫状。事態はドンドンときな臭くなって行く。面白かった。

 人気ブログランキング「本・読書」ページへ
 にほんブログ村「書評・レビュー」ページへ
 (たくさんの感想や書評のブログ記事が集まっています。)

 
Yahoo!ブックマークに登録 livedoorクリップに登録 このエントリーをはてなブックマークに追加 Evernoteにクリップ

「ケルベロスの肖像」 固定URL | 3.ミステリー3G.海堂尊

« キッチン風見鶏 | トップページ | この星の忘れられない本屋の話 »

3.ミステリー」カテゴリの記事

3G.海堂尊」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ケルベロスの肖像:

« キッチン風見鶏 | トップページ | この星の忘れられない本屋の話 »