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2017年7月23日 (日)

パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊 カリーナ・スミスの冒険

著  者:メレディス・ルースー 訳:上杉隼人、広瀬恭子
出版社:講談社
出版日:2017年7月3日 第1刷発行
評  価:☆☆☆(説明)

 映画「パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊」に登場した天文学者、カリーナ・スミスを主人公とした物語。映画のパンフレットが本書を紹介していた。映画でもなかなか魅力的な人物であったので読んでみた。

 物語は、男が養護施設の玄関に、かごのなかで眠る女の赤ちゃんを置くところから始まる。「母親は死んだ。この子の名はカリーナ・スミス」と書いたメモと、表紙にルビーが付いた本とともに。

 その後、カリーナの施設での暮らしぶりや、奉公したお屋敷での出来事が描かれる。父から送られた本を読むためにイタリア語を学び、その内容から天文学を志すようになる。そして本書の半分を過ぎたあたりから、映画で描かれたストーリーに合流する。

 映画を観たことが前提の作品。映画のストーリー部分も含めて、全部で200ページ足らずなので、ごくあっさりとした物語だ。映画の理解に必須、ということでもない。それでも、あのちょっとぶっ飛んだ魅力的な個性のことを知るのは楽しい。

 どのような経緯でカリブ海のあの島に現れたのか?天文学の知識をなぜ、どこで身につけたのか?父親のことをどう思っていたのか?そして、ヘンリーと魅かれあったのはなぜなのか?

 物語の登場人物には、時として読者の想像を超えた、詳細な人物設定がされていることがある。本書はその一端を表しているのだろう。映画を観て、カリーナに魅かれた人は読んでみたらどうかと思う。

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