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2015年5月 3日 (日)

柘榴姫社交倶楽部

著  者:水城せとな/文 樋上公実子/画 
出版社:講談社
出版日:2015年4月24日 第1刷発行
評  価:☆☆☆☆(説明)

 マンガ家の水城せとなさんの文章と、「おとぎ話の忘れ物」の画家・イラストレーターの樋上公実子さんの画の、コラボレーション作品。水城さんの作品「脳内ポイズンベリー」は、映画化されこの5月9日に公開予定。

 帯に「お菓子と姫君たちが織りなす大人のためのおとぎ話」と書いてある。「大人のための...」と書いてあるだけで、いい大人なのにドキドキしてしまう。表紙の絵を見て「私が読んでいいのか?」と思ってしまう。

 主人公は「眠り姫」。そう、魔女の呪いによっていばらの森に守られたお城で100年の眠りについたお姫様。助けに来た勇敢な王子のキスで目覚めることになる、はず...

 ところが本書の「眠り姫」は、一人で目覚めてしまう。ほろ苦いエスプレッソと、とろりと甘いジャンドゥーヤの香りによって。そして一言「聞いてた話と違う・・・・」

 こうして物語の幕が開く。シンデレラや人魚姫、白雪姫、オデットとオディールらのいる「女王様のサロン」に、眠り姫は招待される。そこで交わされる姫君たちの会話が刺激的。

 ジャンドウーヤ、ギモーヴ、ドラジェ、タルトタタン、クレームブリュレ...全部で12話あるお話のタイトルは、お菓子の名前になっている。それもあって物語が全体的に甘い雰囲気に包まれている。

 ただし「甘い」には、「危険な誘惑」が隠されている。魅力的、魅惑的、蠱惑的な樋上さんの画が、その雰囲気を増幅させている。まさにコラボレーション。

 映画「脳内ポイズンベリー」公式サイト

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