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2015年4月 8日 (水)

ころころろ

著  者:畠中恵
出版社:新潮社
出版日:2011年12月1日 発行
評  価:☆☆☆(説明)

 「しゃばけ」 シリーズの第8作。第1作「しゃばけ」、第5作「うそうそ」に続く3作目の長編(5編の連作短編)作品。

 前作「いっちばん」で18歳になっていたはずの、廻船問屋「長崎屋の」跡取り息子で主人公の一太郎が、最初の短編「はじめての」では12歳になっていた。これはどういうことか?と思ったが、どうやら12歳のころの出来事が、今回の事件の発端となっているらしい。

 「今回の事件」とは一太郎が失明してしまうことだ。2つめの短編「ほねぬすびと」の冒頭、布団で目覚めた一太郎の目には暗闇しか映らなかった。病弱で始終寝込んでいる一太郎だけれど、今回の原因は病ではないらしい。

 そんなわけで一太郎の目に光を取り戻すことが、本書の長編としてのテーマになる。それぞれの短編は、それぞれちょっとした謎を追いかけるミステリーになっている。長短の両方の展開が楽しめる作りになっている。

 面白かった。一太郎や「長崎屋」の面々ら人間と、一太郎の周辺にたくさん集ってくる妖らといった、いつものメンバーに、今回はなんと「神さま」が加わっての騒動は、賑やかだった。

 文庫には漫画家の萩尾望都さんと著者の畠中恵さんの対談が収録されている。

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