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2015年4月25日 (土)

胡蝶の失くし物 僕僕先生

著  者:仁木英之
出版社:新潮社
出版日:2009年3月20日 発行
評  価:☆☆☆(説明)

 「僕僕先生」「薄妃の恋」につづくシリーズ第3弾。元ニート青年の主人公の王弁と、彼が師と仰ぐ仙人の僕僕先生の旅を描く。前作で僕僕先生が救いの手を差し伸べた、薄妃を道連れにして中国大陸を南下していく。

 僕僕先生と王弁は、行く先々で病や災害に苦しむ人々を救って来た。感謝されることはあっても、恨まれることはないはずなのだけれど、「救世主」を喜ばない人々も存在する。今回の物語の発端は、朝廷の何処かから発せられた僕僕先生の暗殺指令。

 今回も面白かった。川を司る女神、巨大な蚕の姿をした少女ななど、多彩な登場人物たちが個性的でかつ憎めない。女神とか高僧とかの恐れ多い立場の人たちも人間臭いし、殺し屋さえ心の隅に優しさを抱えている。

 仙人としての術も、剣術などの武芸も、どれを取っても超絶強い僕僕先生だから、何事が起きても危なげないのだけれど、弟子の王弁くんがいろいろやらかしてくれる。

 僕僕先生と王弁くんの関係がどうなっていくのか?本書のラストによると、旅はまだまだ続きそうだから、しばらく楽しめそうだ。

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