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2015年2月16日 (月)

野に出た小人たち

著  者:メアリー・ノートン 訳:林容吉
出版社:岩波書店
出版日:1969年5月20日 第1刷 2004年4月5日 第13刷発行
評  価:☆☆☆☆(説明)

 スタジオジブリ作品「借りぐらしのアリエッティ」の原作「床下の小人たち」の続編。

 前作で住んでいた大きな家の床下を追い出された、小人のアリエッティと、そのお父さんのポッド、お母さんのホミリーの3人家族のその後の冒険。

 アリエッティたちは、ホミリーに兄であるヘンドリアリたちが暮らしている(はずの)アナグマの巣を目指す。それは土手を登り生垣を通り抜け果樹園を通過して...アリエッティたち小人にとっては大変な道のりだ。

 それでも何とか辿りついたけれど、それからが大変。小人たちは基本的にひっそりと隠れるように暮らしている。ヘンドリアリたちもそれは同じ。簡単には見つからない。途中で見つけた「編み上げぐつ」を家がわりにして暮らしながら、じっくりと探すことに。物語はこの間の出来事を中心に描く。

 お父さんのポッドは、ちょっと理屈っぽいけれど頼りになる。お母さんのホミリーは感情的で気ままなところがあるけれど、誰よりも家族想いだ。アリエッティは好奇心がいっぱい。デフォルメされているけれど、3人で家族のいいバランスを感じる。

 なかなかスリリングな冒険譚で楽しめた。章タイトルがアリエッティが付けていた「日記格言集」からの引用の格言になっているのだけれど、これがその章の内容にうまくはまっていたり、微妙な感じだったりする。章タイトルではないけれど、なかなか良い格言をひとつ「酒がはいれば、知恵が出ていく」

 本書だけでも楽しめるけれど、はやり前作「床下の小人たち」から順番に読んだ方がいいと思う。ちなみにシリーズは全5巻ある。

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