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2014年7月17日 (木)

バーティミアス ソロモンの指輪1 フェニックス編

著  者:ジョナサン・ストラウド 訳:金原瑞人、松山美保
出版社:理論社
出版日:2012年1月 初版第1刷発行
評  価:☆☆☆(説明)

 7年前に読んで面白かった「バーティミアス」3部作に、新刊が出ていることを知って読んでみた。

 時代は、以前に読んだ「バーティミアス」3部作から、ざっと3000年ぐらい前。妖霊のバーティミアスが2000歳ぐらいのころ。..と、なんだか時間の感覚がおかしくなりそうな設定だけれど、「妖霊」というのはいわゆる「悪魔」で何千年も生き続ける。だから3000年前と言えば、私たちには「歴史」だけれど彼らには「経験」なのだ。

 2000歳のバーティミアスは、古代イスラエルの王であるソロモン王に仕える魔術師に仕えていた。魔術師は妖霊を召喚し、妖霊はその魔術師の命令を聞くことになっている。ただし魔術師に呪文を間違えるなどのスキがあれば、襲ってもいいことになっている。

 物語は、バーティミアス、ソロモン王、シバの女王、女王の近衛兵、のパートが入れ替わって進む。ソロモン王とシバの女王の争い、魔術師たちの確執、陽気で冷酷な妖霊たちの小競り合いなどを描く。腕は立つけれど口が悪く不真面目なバーティミアスは、その性格のせいでずいぶんと面倒なことを引き寄せている。まぁそれが面白いのだけれど。

 それで、私がうっかりしていたのがいけないのだけれど、本書は完結していない。中途でブッツリと切れて終わっている。読んでいて後半になっても、どうも物語が収れんしていかないと思っていたら、そういうことだったのだ。正直言って本書では「何も起きない」に近い。

 そんなわけで、物語は次巻の「ヤモリ編」、そして「スナネコ編」に続く。

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