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2014年5月

2014年5月29日 (木)

タルト・タタンの夢

著  者:近藤史恵
出版社:東京創元社
出版日:2014年4月30日 初版 5月23日 3版
評  価:☆☆☆☆(説明)

 著者の作品との出会いは「サクリファイス」だった。その後「エデン」「サヴァイヴ」「キアズマ」と読み進めてきた。だから、著者のことを「サクリファイス」から始まる、自転車ロードレースの世界を描く作家さん、だと認識していた。それが、とんでもない間違いだと分かった。

 本書の舞台は、下町の商店街にあるフレンチレストラン「ビストロ・パ・マル」。シェフの三舟忍、料理人の志村洋二、ソムリエの金子ゆき、ギャルソンの高築智行の4人で切り盛りするこじんまりした店。主人公兼語りは高築くんが務める。

 物語は、店を訪れる客たちの事件、まぁ事件とも言えないちょっと不可解な出来事を、三舟シェフが鮮やかに解き明かす、とても軽い連作短編ミステリーだ。例えば、婚約したばかりの常連客が体調を崩したとか、極度の偏食があるお客の不倫の行方とか、奥さんが何も言わずに出て行ってしまった理由とか...

 心温まるホッとする物語だった。登場人物は、ほぼ店の4人とその回のお客だけ。「ビストロ・パ・マル」のように、こじんまりとまとまりのいい話。そして、お店で供される料理の数々のように、時にはスパイスが効いた、時にはやさしい甘さの、そして暖かい話。読んでいて心地いい、そしてヴァン・ショー(スパイス入りホットワイン)が飲みたくなる。

 お店の面々のキャラもいい。三舟は無精髭に長い髪を後ろで束ねた素浪人風で無口。志村は背が高く清潔感のある人当りのいい二枚目。紅一点の金子さんは、ショートカットの20代後半の女性。趣味は俳句。強いて言えば高築くんだけが、どんな男の子なのかまだ分からない。

 最初に「とんでもない間違い」と書いた。どうして今までそうしなかったのか分からないけれど、ちょっと調べると、著者の作品の多さや、シリーズものがいくつもあることが分かった。「サクリファイス」はワン・オブ・ゼムでしかないことは一目瞭然。でも、私にとっての著者の作品世界への入り口としては悪くなかったと思う。

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2014年5月26日 (月)

蛇を踏む

著  者:川上弘美
出版社:文藝春秋
出版日:1999年8月10日 第1刷 2003年7月25日 第11刷
評  価:☆☆☆(説明)

 友達に紹介してもらったので読んでみた。表題作「蛇を踏む」を含む3編を収録した短編集。「蛇を踏む」は1996年上半期の芥川賞受賞作。

 「蛇を踏む」の主人公はヒワ子。数珠屋で店番として働いている。ある日、藪で蛇を踏んでしまう。蛇は「踏まれたらおしまいですね」と言ってどろりと溶け、次いで煙のような靄のようなものになり、最後に人間の形になった。50歳ぐらいの女性になった。

 その日から蛇はヒワ子の家で、ヒワ子の母だと名乗って暮らしだす。ヒワ子はそれが自分の母ではないことは分かっているのだけれど、食事の支度などをしてくれるものだから、ズルズルと2人の暮らしを続ける。

 物語は、ヒワ子と蛇の暮らしと、ヒワ子と数珠屋の夫婦の会話を、特に怪異譚としておどろおどろしくするでもなく、むしろ淡々と何事もないように語られる。しかし、蛇の化身との暮らしが、何事もないはずがなく...。

 2編目の「消える」は、両親と3人兄妹の5人家族の物語。ある日、上の兄が消えてしまう。消えてしまったけれど、どうもそこらにいるらしい。3編目の「惜夜記(あたらよき)」は、主人公と少女の幻想的な物語の偶数章と、様々な夢幻のようなできごとの奇数章が、交互に重ねられる。

 正直に言って「蛇を踏む」を読んだ直後は「???」という感じだった。蛇が人間に化身する話は古今あるので、それ自体は構わない。全体につかみどころがなく、エンディングが突然でいきなり放り出されてしまうのだ。

 読み進めながら、いろいろな作家さんのいろいろな作品を思い出した。最初は梨木香歩さんの「沼地のある森を抜けて」「f植物園の巣穴」そして「裏庭」、次には三崎亜記さんの「海に沈んだ町」「バスジャック」。そして「惜夜記」を読み進める内にジョージ・マクドナルドさんの「リリス」。

 「リリス」まできて思い至った。この3編は「幻想文学」なのだ。著者が「あとがき」で「うそばなし」と呼んでいるものも「幻想」と言える。「幻想文学」という枠を得ると「蛇を踏む」の輪郭がくっきりとした。芥川賞もナットク。

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2014年5月22日 (木)

デザイン思考が世界を変える

著  者:ティム・ブラウン 訳:千葉敏生
出版社:早川書房
出版日:2014年5月15日 発行
評  価:☆☆☆(説明)

 訳者あとがきによると、IDEOのトップによる著書としては、「発想する会社!」「イノベーションの達人!」に続く3冊目の邦訳書。IDEOは世界的に有名なデザイン会社。著者はティム・ブラウンは、その現CEO。

 本書のテーマは「デザイン思考」で2部構成になっている。パート1は「デザイン思考とは何か?」。デザイン思考によって成されたプロジェクトの具体例をあげながら、そのWhat?とHow?を解説する。パート2は「これからどこへ向かうのか?」。デザイン思考のさらに広いフィールドでの応用を展望する。

 デザイン思考とは?への答えは、訳者もあげているように、第1章の冒頭の日本の自転車メーカーのシマノの例で考えると分かりやすい。「一般的なデザイン」は、自転車の外観や機能をどうするか?を考えることだろう。

 しかしシマノと共にIDEOが行ったのは「どうすれば楽しく自転車に乗れるだろうか?」という問いからスタートして、自転車の購入から乗り心地、メンテナンスに至る「自転車の体験」をデザインすることだった。このように「モノ」のデザインから飛び出して、製品開発の上流や問題解決にデザイナーの思考を取り入れることを「デザイン思考」と呼んでいる。

 それで本書にはその理念と共に、「ブレーンストーミング」「観察」「プロトタイプ製作」といった、デザイン思考の「方法論」が惜しげもなく記されている。読んで明日から使える、というようなお手軽なものではないけれど、だからこそ身に着けたいと思うスキルだと思う。また、冒頭に本書の内容をまとめたマインドマップがある。本書を読み終わってもう一度見直すと、理解の助けになると思う。

 心に残る言葉も数多くあった。ただそれらではなく、笑ってしまった言葉を一つ紹介する。

「次なるiPodを作ってくれ」と言い放つクライアントは数知れないが、デザイナーたちが「それなら次なるスティーブ・ジョブズを用意してくれ」と(小声で)つぶやくのも同じくらい耳にしている。

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2014年5月18日 (日)

青天の霹靂

著  者:劇団ひとり
出版社:幻冬舎
出版日:2013年8月1日初版 2014年4月25日2版発行
評  価:☆☆☆☆(説明)

 今週末(5月24日)公開の映画「青天の霹靂」の原作。映画は主演は大泉洋さん、ヒロイン役に柴咲コウさん、著者の劇団ひとりさんご本人が監督・出演する。

 著者の作品を読むのは、デビュー作にして100万部を超えるベストセラーになった「陰日向に咲く」以来5年半ぶりで2作品目。前作は連作短編集だったけれど、本書は短めの長編小説。

 主人公は、轟晴夫35歳。雑居ビルの中のマジックバーのマジシャン。この仕事を始めて17年、ここから抜け出せそうにない。母は晴夫が生まれて間もなくして家を出ていった。父とは、高校卒業後に家を飛び出して以来音信不通だ。

 その父が亡くなったと警察から連絡がある。ホームレスになっていたらしい。線路の高架下にある、父が住んでいた場所に行った晴夫は、そこで自分が作ったダンボールの「ふしぎのはこ」を見つけ...

 映画の予告編で、かなり先のストーリーまで明らかにしてしまっている。だから構わないと思うので言ってしまうと、晴夫はタイムスリップして、自分の父母と出会う。そこで、自分を捨てたと母と、なんとも頼りない父の「本当の姿」を見る。感涙。

 前作もよく練られたストーリーで良かったのだけれど、言葉遣いに違和感があって、正直言うと「もうこの人の作品はいいかな?」と思っていた。それが映画化に伴ってちょっとしたわけがあって、本書を手に取ることになった。私としては前作より数段良かった。映画も期待していいんじゃないかと思う。

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2014年5月15日 (木)

今朝の春 みをつくし料理帖

著  者:高田郁
出版社:角川春樹事務所
出版日:2010年9月18日 第1刷発行 2014年2月8日 第17刷発行
評  価:☆☆☆☆(説明)

 「八朔の雪」「花散らしの雨」「想い雲」に続く「みをつくし料理帖」シリーズの第4作。「ははきぎ飯」「里の白雪」「ひょっとこ温寿司」「寒鰆の昆布締め」の4編を収録した連作短編集。

 主人公の澪は、江戸の元飯田町にある「つる家」という料理屋で板前をしている。彼女には、かつて修業した「天満一兆庵」という料理店を再興すること、今は吉原にいる幼馴染の野江と昔のように共に暮らすこと、といった望みがある。

 前作「想い雲」で、これらの望みに少し進展があったかと思うと、今回はピタリと動きを止めてしまった。舞台もほぼ「つる屋」だけで、あとは澪が住む長屋がちょっと。それ以外は本当に僅かで動きがない。今回は物語を大きく動かさず、じっくりと澪の内面を深堀りする。

 ただこれまでにない動きもあった。二十歳の澪には「想い人」がいる。店にふらっと現れる「小松原」と名乗る武士で、薄汚れた格好はしているが、相当の身分の者らしい。その小松原のことがかなり明らかになる。小松原と澪の「身分違い」も明らかに..想いを断ち切ろうとする澪が不憫でならない。

 本書に「料理に身を尽くす」という言葉が出てきた。「みをつくし」は、澪の名前と出身の大坂からの連想だと思っていたけれど、こんな意味も含まれていたらしい。

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2014年5月11日 (日)

センセイの鞄

著  者:川上弘美
出版社:文藝春秋
出版日:2004年9月10日 第1刷
評  価:☆☆☆(説明)

 本好きのためのSNS「本カフェ」の4月の指定図書。2001年の谷崎潤一郎賞受賞作品。

 主人公の大町ツキコ(月子)は物語の初めには37才。ツキコが「センセイ」と呼んで慕うのは、ツキコの高校時代の国語の先生、ツキコとは30と少し歳が離れている。今、うっかりと「慕う」と書いてしまったが、最初は一杯飲み屋で時々席を隣り合わせる、歳が離れて多少不釣り合いな「飲み友達」だった。

 ツキコとセンセイの物語は、15ページ前後の短めのエピソード17編を積み重ねて綴られる。2人は頻繁に会うわけでもない。長く会わないままでいることもある。それでも飲み屋で会うだけでなく、センセイの家に呼ばれたり、八の日に立つ市に連れ立って出かけたり、きのこ狩りに出かけたり..二人の仲は進展していく。

 独身の女と、妻を亡くした男。とは言え、30以上も年が離れた上に、20年前とは言ってもかつての先生と教え子。途中でツキコの同級生の男性も登場して、ツキコとセンセイの仲の行く末は、ようとしてつかめない。しかし、ひとつのエピソードが終わるたびに、カチリと音がして歯車が回った感じがする。

 抑えめの文章で淡々と語られるが、気が付くと妙なところへ紛れ込んでいて「これは現実なのか?」と訝しむことが何度かある。2人してどこか分からない世界に紛れ込んでしまったエピソードもある。梨木香歩さんの作品に似た雰囲気が醸される。

 40前の独身女性と、妻を亡くした70代の男。その行く末は、私がおぼろに思い描いたストーリーとは違っていた。しかし、谷崎潤一郎賞受賞作品だと知れば、確かにこうでなくてはと思った。

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2014年5月 8日 (木)

死もまた我等なり(上)(下)

著  者:ジェフリー・アーチャー 訳:戸田裕之
出版社:新潮社
出版日:2013年10月1日 発行
評  価:☆☆☆☆(説明)

 「時のみぞ知る」の続編。「クリフトン年代記」という超長編サーガの第2部。ちなみに日本では第3部までが既刊で、英国では第4部が今年の3月に刊行されている。情報によると第4部でもまだ完結していないそうだ。どれだけ続くのか予想できない。

 前作と同じように、数人の登場人物の物語が章ごとに入れ替わって綴られる。前作の最後で主人公のハリーは、米国行きの船旅の途中で、ある事情によって別人に成り替わった。その人物は米国で殺人容疑で手配されていたらしく、米国に上陸するなり逮捕されてしまった。そんなわけで、物語のハリーのパートは舞台が英国から米国に移って展開される。

 ハリーのパートは刑務所の中。実は著者のアーチャー氏は、ベストセラー作家であり、元国会議員であり、男爵の爵位を持っていて、なおかつ服役の経験がある。これまでにも刑務所内を舞台にした作品がいくつかあるのだけれど、今回のストーリーにもその経験が生かされている(のだろう)。

 描かれているの1940年を中心とした10年間で、第二次世界大戦の戦禍が世界中に拡大して終結した時代だ。当然本書のストーリーにもそれは色濃く反映している。ハリーも親友のジャイルズも戦地に赴き、悲しい経験をする。

 ハリーをはじめとした男性陣は、頑張ってはいるけれど周囲の状況に翻弄され、戦争の時代に巻き込まれてしまっている。それに対して女性陣の、ハリーの母のメイジーや婚約者のエマは、何とも頼もしく自ら道を切り拓いていく。特にエマなんて生死不明のハリーを探しに単身渡米してしまうのだからすごい。ハリーよりエマのパートの方が面白い。主人公を食ってしまっている。

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「死もまた我等なり(上)(下)」 固定URL | 3.ミステリー, 3B.ジェフリー・アーチャー | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年5月 4日 (日)

Story Seller annex(ストーリーセラー アネックス)

編  者:新潮社ストーリーセラー編集部
出版社:新潮社
出版日:2014年2月1日 発行 2月10日 2刷
評  価:☆☆☆☆(説明)

 「Story Seller」「Story Seller2」「Story Seller3」に続いて、本書が「Story Seller annex」。なぜ4ではなくannexなのかは分からない。裏表紙に「姉妹編」と書かれているけれど、なぜ「姉妹編」なのかも分からない。とにかく大好評アンソロジーシリーズの第4弾。

 大好評にはいろいろな理由があるだろう。ただ一番に言えるのは執筆陣の豪華さ。本書では道尾秀介、近藤史恵、有川浩、米澤穂信、恩田陸、湊かなえ、の当代きっての超人気作家6人の競演。1冊でこの6人の作品が読める。これはおトクだ。

 道尾秀介さんの「暗がりの子供」は、小学生の女の子が主人公の不穏な空気が漂う物語。近藤史恵さんの「トゥラーダ」は、代表作「サクリファイス」から続く自転車ロードレースが舞台(初出は「サヴァイヴ」)。有川浩さんの「R-18」は、「非実在青少年」という珍妙な言葉を生み出したあの規制と闘っている。

 米澤穂信さんの「万灯」は、80年代のエネルギー開発の最前線で戦う商社マンの苦渋をハードボイルドに描く。恩田陸さんの「ジョン・ファウルズを探して」は、英国人の作家ジョン・ファウルズの足跡を訪ねた評論。

 そして、湊かなえさんの「約束」が、本書の中では一番良かった。国際ボランティア隊の隊員としてトンガに赴いた女性の物語。彼女には日本を離れた理由と、はっきりさせなければいけない問題と、これらの根にある「約束」があった。

 湊さんの作品を読むのはこれが2作目。私は、子どもがつらい目に会う話は苦手で、湊さんはそれを描く作家さん、という先入観があって長く敬遠していた。しかし前に読んだ「Story Seller3」の「楽園」も、本書の「約束」も、そんな心配は杞憂だった。

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