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2013年5月 5日 (日)

長野県謎解き散歩

編  者:小松芳郎
出版社:新人物往来社(吸収合併によって中経出版に)
出版日:2013年2月14日 第1刷発行
評  価:☆☆☆(説明)

 新人物文庫の県別「謎解き散歩」シリーズの長野県版。長野県の「謎」というか特徴を「自然・地理」「産業・交通・特産物」「考古・遺跡」「歴史」「民俗」「人物」という観点から、全部で約90項目を紹介する。
 「秘密のケンミンSHOW」などで、長野県民全員が歌える、と紹介された県歌「信濃の国」には一章を割いている。「県民全員が歌える県歌」これなどは他県の人から見れば、確かに「謎」だろう。

 また「信州大学」が、県内唯一の国立大学でありながら、県名を冠していないのはなぜか?長野県が「長寿県」となった理由は?といった辺りは、同じく「謎」と言えるし、他県の人にも興味を持ってもらえそうだ。ただし、その他の多くの項目は、長野県民向きだと思う。地名や風土にある程度明るくないと、「知らない場所の知らなかった話」では、頭に残らないだろう。

 項目タイトルに「なぜ」などの疑問形になったものが多いのだけれど、内容にその答えがないものが散見される。「謎解き散歩」というシリーズ名に引きずられたのかもしれないし、週刊誌のように読者の注意を引こうと思ったのかもしれない。まぁご愛嬌だと思って欲しい。「なぜ」には答えていないけれど、書いてあることは興味深いことばかりだ。

 出版社のサイトを見ると、今年の5月で全都道府県版48冊(東京都は2冊)が揃ったようだ。上にも書いたように、基本的にはその県民向けの書籍だと思うので、それぞれの出身なり、住んでいる県のものを(長野県の人は、もちろん本書を)読んではどうだろう?きっと発見があり、愛着も湧くかもしれない。

 最後に。長野県の県民性として「成功した人に対して足を引っ張ることが多い、協調性に乏しい、組織になじみにくい、団結力が弱い、気位は高い、根回しが下手、物事をはっきりさせたがる、などだ」と書かれている。
 長野県民としては、嘆息するばかりだ。もちろん、県民全員が「信濃の国」を歌える、という「全員」には、いささか誇張があるのと同じく、ここにも誇張はある。しかし、大きく外してはいない、と思う。残念ながら。

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