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2012年11月14日 (水)

プラチナデータ

著  者:東野圭吾
出版社:幻冬舎
出版日:2012年7月5日 初版 10月25日 7版発行
評  価:☆☆☆(説明)

 数々のベストセラー作品をモノにし、その作品のテレビドラマ化・映画化が相次ぐ著者。当代随一のヒットメーカーと言って過言ではないだろう。本書も、二宮和也さん・豊川悦司さん主演で映画化、来年3月の公開予定だ。

 主人公は、神楽龍平と浅間玲司。2人とも警察官。ただ、浅間が警視庁捜査一課の警部補で、いわゆる叩き上げの刑事であるのに対して、神楽は警察庁特殊解析研究所の主任解析員という特殊な職務。同じ警察官でも、事件やその捜査に対する2人の考えには大きな違いがある。

 神楽の研究所では、DNA解析による犯人の特定の研究を行っている。その研究では、犯人の毛髪が現場に残されていれば、性別・年齢・身長・体型・手足の大きさ...それだけなく犯人の顔までわかる。近親者でもDNAがデータベースに登録されていれば、ほぼピンポイントで判明する。

 その研究の成果であるシステムが完成する。そしてある殺人事件の現場に残った毛髪から、システムが導き出した犯人は...なんと神楽自身だった、というところから物語が急展開する。若干ネタバレ気味だけれど、これは物語の発端に過ぎず、こんなことは些細なことに思えるような、入り組んだ謎がこの後に展開するので、安心して欲しい。

 面白かった。(途中で分かってしまった仕掛けもあるのだけれど)浅間の現場の刑事としての勘、神楽の研究者としての才能、地元警察と警視庁と警察庁の関係、そして神楽の生い立ちと「特別な事情」..たくさんの要素が絡まりあって事件の真相を覆っている。その絡まりはラストになって、一気に紐解ける。

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