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2011年3月17日 (木)

歴史魂 Vol.2(2011年4月号)

出版社:アスキー・メディアワークス
出版日:2011年3月5日 発行 
評  価:☆☆☆(説明)

 R+(レビュープラス)様にて献本いただきました。感謝。

 本誌は、アスキー・メディアワークスが発行する歴史ファン向けの雑誌。昨年12月に創刊され、本誌はVol.2。このジャンルには半世紀を超える歴史を誇るものを始めとして、30年、20年と続いている古参雑誌がいくつかある。
 その中で、本誌が特長的なのは、「戦国BASARA」「戦国無双」といったゲームと、そこから派生したアニメに端を発していることだ。アスキー・メディアワークスは、ゲーム・アニメの専門雑誌を数多く発行しているから、上手いメディアミックスだ。

 本誌の巻頭特集は「真田幸村と4人の勇者」。幸村は、信濃の小国上田の領主の二男坊に生まれた。上杉、豊臣へ人質として送られた青年期。父の昌幸と共に徳川軍と戦った上田合戦。その後の14年の配流先での蟄居生活。そして大坂の陣へ参戦し、家康本陣に突撃するも、あと一歩及ばず討死。実にドラマチックな人生を送った人物なのだ。
 だから幸村を特集する雑誌は珍しくない。少し食傷気味でさえある。そこを本誌の特集は「4人の勇者」を加えることで新味を出している。「4人の勇者」とは、毛利勝永、後藤又兵衛、明石全燈、長宗我部盛親の各人。私は浅学のため、後藤又兵衛以外は名前も知らなかった。掘り起こせば、まだまだヒーロー予備軍が、戦国時代には眠っているのだな、と思った。

 新味と言えば、本誌では武将たちが、「武力」「知力」「政治力」「統率力」といったポイント付きで紹介されている。幸村はこの順番で「98、70、40、85」、伊達正宗は「83、92、97、95」、豊臣秀頼は「35、55、45、25」という具合。さすがにゲームに端を発した雑誌だ。
 それから、日本の戦国時代と中国の三国志の武将たちを比べて、どっちが上か?なんていう記事もある。織田信長と曹操を比べたら?といった趣向だ。ポイント表示もそうだが、古参の雑誌には無かった企画だと思う。それは、史実とエンタテイメントのバランスが違うからだろう。もちろん本誌はエンタメ重視だ。

 参考:「歴史魂」公式サイト

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