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2009年4月15日 (水)

テラ・ルネッサンスI

著  者:田原実 絵:西原大太郎
出版社:インフィニティ
出版日:2008年11月21日第1刷発行
評  価:☆☆☆(説明)

 株式会社インフィニティ・志経営研究所様から献本いただきました。感謝。

 「本読みな暮らし」初登場のコミック。本書は「「心を育てる」感動コミック」というシリーズの第3弾。紛争地域の地雷除去や、戦乱の犠牲者である子ども達の保護や社会復帰などを行っている、NPO法人テラ・ルネッサンスと、その理事長の鬼丸昌也氏の活動の記録、ノンフィクションだ。
 「世界には6000万~7000万個の地雷と、約30万人の子ども兵が存在している」。この事実が、20代の鬼丸氏をこの活動へ、そしてウガンダへ向かわせた。そして氏が目にし本書に綴られたことは、恐らくほとんどの日本人が知らないでいる彼の地の悲惨な現実。取材に応じた子ども達の証言でそれが明らかにされている。私は「アフリカ 苦悩する大陸」を読んで、その一端は垣間見たけれど、その時はこういう臨場感は感じられなかった。

 実は、本書は1か月前に手元に届いていて、その日のうちに読んでいた。記事の掲載が遅れたのは、何を書けばいいのかを考えていたからだ。面白かったとか役に立ったとかの感想を書いたり、ストーリーがどうとかの評価をしたり、といったことでは、本書の紹介として足りないのではないか、と思ったのだ。
 本書を読んで私が受け取ったのは「この事実を知ってあなたはどうしますか?」という問いかけだった。それで、これへの返答を考えてから記事にしようと思って、今日になってしまった。その答えは「自分ができることをする」だ。拍子抜けするほどありきたりで、ホントに考えたのか?と言われそうだけれど、これが答え。

 ただ「自分ができることをする」とは「必ず何かをする」という決意も意味する。鬼丸氏はウガンダへ行き、出版元のインフィニティの田原社長は本書を出版し、売上5%をNPOの活動に寄付する。私は同じような影響力のあることはできないけれども、何かをすると決めたのだ。
 考えれば、寄付や会員費として資金を援助したり、誰かにこの話をしたり、本書を読むように促したり、できることは意外にたくさんある。でも、意識してやらないと何もできない。NPOのHPへのリンクも付けておいたので、一度覗いてみて欲しい。

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受信: 2009年4月15日 (水) 22時25分

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 正月早々、色々考えさせてくれる本を読んだ。「一人ひとりに未来を創る力がある テラ・ルネッサンス 1」(西原 大太郎:インフィニティ)である。 一人ひとりに未来を創る力がある テラ・ルネッサンス 1西原 大太郎インフィニティ1260円Amazonで購入書評/_uacct = "UA-9...... [続きを読む]

受信: 2009年4月19日 (日) 10時15分

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