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2008年2月15日 (金)

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著  者:綿矢りさ
出版社:河出書房新社
出版日:2001年11月20日初版 2001年8月22日4刷
評  価:☆☆☆(説明)

 「蹴りたい背中」で、2004年の芥川賞を受賞した著者の処女作。最年少の17歳で文藝賞を受賞、なんと当時は高校生だったんだ。

 主人公は高校3年生の女の子。「蹴りたい背中」の主人公と同じく(こちらの作品の方が先だけど)、少し変わっている。クラスにはうまく馴染んでいないようだ。
 男友達の「疲れてるんなら、休みたいだけ休んだら?」という言葉をきっかけに、学校に行かなくなってしまう。そして思いつきで部屋のものすべてを捨ててしまう、文字通りの意味で。そう、家具まで全部。やっぱりどこかおかしい、異常だ。

 異常なこの女子高生が、やはり少し変わっている小学生と出会い、アダルトチャットのバイトを始める。お互いの親に隠れて、押し入れの中で。
 「そんなことあるかよ」と、リアリティが飛んでしまうギリギリの設定が、良くも悪くも最後まで続く。もしかしたら、本書が業界で評価されている理由は、そんなところにあるのかもしれない。今の高校生や小学生ならこんなこともあるのかもしれない、と。

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 30日の、深夜というよりは、もう大晦日の早朝といっても良い時刻に、地元のテレビ局で、「インストール」という映画を放映していた。通常なら、この時間はとっくに寝ているのだが、正月休み中ということで、眠い目を擦りながら観ていた。 この映画は、綿矢りさの同名...... [続きを読む]

受信: 2008年2月16日 (土) 22時24分

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