« 帰還 ゲド戦記最後の書 | トップページ | バーティミアス サマルカンドの秘宝 »

2006年12月21日 (木)

崖の国物語7 自由の森の戦い

著  者:ポールスチュワート 訳:唐沢則幸
出版社:ポプラ社
出版日:2006年5月第1刷
評  価:☆☆☆☆☆(説明)

 訳者あとがきにもあるが、シリーズ中1番の出来だ。後半部分の自由の森の攻防戦は圧巻だった。敢えて触れられていなかった主人公ルークの素性も明らかになる。もちろん、ある程度は展開が予想できる部分もあった。「これは後のための伏線だろうな」と感じるところが何箇所かあり、実際そのようになった。しかし、それも謎解きの楽しみであって、ストーリーの起伏を邪魔したり、退屈になったりするものではなかった。

 今までの巻で、気になっていたことが1つあった。それは、結構人が死ぬことだ。戦争のシーンではたくさんの人が死ぬのだが、それとは別に、主人公の周辺の人がよく死んでしまう。それも、その死に何か意味とか、ストーリー上の必然性とか、そういうものがないままに。
 今回も、人が死ななかったのではない。しかし、その死には大きな意味があった。不謹慎な言い方で恐縮だが、その死によって物語りは大いに盛り上がった。

 この巻で、ルーク・バークウォーターの話は落着のようだ。父子の確執などの様々な伏線もきれいに整理された。あいまいなのは、以前の主人公トウィッグの出自のあたりだ。次巻からはそれが語られるようだ。

 にほんブログ村「ファンタジー」ブログコミュニティへ
 (ファンタジー小説についてのブログ記事が集まっています。)

 人気ブログランキング「本・読書」ページへ
 にほんブログ村「書評・レビュー」ページへ
 (たくさんの感想や書評のブログ記事が集まっています。)

 
Yahoo!ブックマークに登録 livedoorクリップに登録 このエントリーをはてなブックマークに追加 Evernoteにクリップ

「崖の国物語7 自由の森の戦い」 固定URL | 1.ファンタジー, 17.P・ステュワート(崖の国)

« 帰還 ゲド戦記最後の書 | トップページ | バーティミアス サマルカンドの秘宝 »

1.ファンタジー」カテゴリの記事

17.P・ステュワート(崖の国)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/108492/40271670

この記事へのトラックバック一覧です: 崖の国物語7 自由の森の戦い:

« 帰還 ゲド戦記最後の書 | トップページ | バーティミアス サマルカンドの秘宝 »