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2005年10月10日 (月)

四十日と四十夜のメルヘン

著  者:青木淳悟
出版社:新潮社
出版日:2005年2月25日第1刷 2005年5月25日4刷
評  価:☆☆(説明)

 表題作と「クレーターのほとりで」という2本の中編が収められてる。朝日新聞の書評で見て、面白そうだから読んでみた。ちなみに、表題作は、第35回新潮新人賞受賞。

 この本は、私には合わなかったようだ。特に表題作は、読むのもつらい、というあり様。主人公は、7月4日から7日までの日記を繰り返し書いていて、合間に創作童話を書いている。仕事はチラシのポストインらしいが、決められた枚数を配らずに、家に大量に持ち帰っているので、部屋の中にチラシが散乱している。
 散らかっているのは部屋だけではなく、この小説自身もとっ散らかっている。内容を変えながら繰り返される日記と、中途半端な童話と、その他様々な状況説明が入り乱れて、とても散漫な感じ。
 主人公の退廃的な生活態度が、文章にまでにじみ出ている感じで、退屈極まりない。自由奔放といえば聞こえがいいかもしれない。そういう捉え方でもなければ、新人賞とは解せない。いや、賞にケチはつけるまい。ただ、私には合わなかった。

 表題作に比べると、「クレーターのほとりで」の方は、ストーリーに引き込む力というか、独特の雰囲気ががある。すごく、未完成な感じはするけれど。

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