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2004年1月

2004年1月17日 (土)

夜の山道で 星新一ショートショートコレクション

著  者:星新一
出版社:理論社
出版日:2002年11月初版
評  価:☆☆☆(説明)

 少し前に読んだ「ねらわれた星」と同じシリーズ。こちらは17篇の短篇が収められている。
 「ねらわれた星」に比べると、こちらの作品はなんだか納得いかないものが多い。最後にオチがないものが多くて(ストーリー自体には、意外性がないことはないのだが)。星新一のショートショートらしくない、切れ味が悪いという感じ。
 作品の年代が違うのかと思い調べたところ、「ねらわれた星」に収録されているのは、昭和30年代で作者が30代のころのもの。「夜の山道で」は、昭和50年代のもの、なんと20年も違う。何十年も書き続けていて、傾向が変わったのだろうか。敢えて、優劣はつけないけれど、私がショートショートらしいと思って読んだ作品は、自分が生まれる前、40年以上も前の作品だったことになる。

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2004年1月14日 (水)

バカの壁

著  者:養老孟司
出版社:新潮社
出版日:2003年4月10日発行 2003年12月25日第4刷
評  価:☆☆☆(説明)

 2004年1月現在、250万部。本屋のランキングで連続1位更新中、私が利用している図書館では60人もの人が順番を待っているという、お化けベストセラー本。
 自分が理解できる、共感できる事以外の事には耳を貸さない、壁のこちら側だけに安住するような姿勢。この壁のことを「バカの壁」と称して、その壁の向こうにも世界があることを認識しようよ、という主旨の本。言い換えれば、それだけの本だ。
 中で、イラク問題から教育、環境、宗教など多くの問題が取り上げられ、料理されているが、大した結論などもないままに次の話題へ。まさに、しゃべり散らかしている感じ。いや、この本は口述筆記で作られたそうだから、本当にしゃべり散らかしたんじゃないか。これじゃ、居酒屋で、職場で、家庭で、とめどなく続くおしゃべりと変わらない。
 本の内容より、この本が何で250万部も売れるのか、それを考えた方が面白いし約に立つかも。ランキング1位という事実が呼び水になって、そんなに売れているなら読んでみようか、という人が出てきて、それがまた販売部数を増やした、という雪だるま状態になっているのだろう。現に私も、何が書いてあるのかよく見ないで買ってしまった。680円なら気軽に買えるし。とにかく、話題になることが、一番の宣伝。自分で買ってでもランキング1位になればOK。680円の本を10万部買って6800万円。これって宣伝費としては高い?

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2004年1月 9日 (金)

ダレン・シャン3 バンパイア・クリスマス

著  者:ダレン・シャン (訳:橋本恵)
出版社:小学館
出版日:2002年1月1日初版 2004年1月第11刷
評  価:☆☆☆☆(説明)

 ダレン・シャンシリーズの第三巻。
 半バンパイアのダレンが、師匠のクレプスリーとヘビ少年のエブラとともに、サーカス団を離れてクレプスリーの仕事のためにある町に来た。この町は、クレプスリーの故郷で、町の人々を守るために帰ってきたのだ。そこで、バンパニーズ(バンパイアから枝分かれした種族)と対決する、というストーリー。
 この巻は、1つの完結した話でありながら、次への展開のための布石にもなっている。バンパイア将軍や、バンパニーズの存在など、新たなプロットが出てくる。あとがきによると、この後4巻から6巻までがこのプロットを基にした大きなストーリーになっているらしい。
 今回も少し残酷なシーンはあるが、前巻のような不快で必然性に疑問があるようなものでないので少し安心した。展開もサスペンス調で面白くなった。
 もっとも、ダレンが危機を脱するのに、あまりにも都合よく行き過ぎる感じがした。計画が一度も破綻せずに成功しまう。著者もそう思ったのか、「今回の計画は一か八かの賭けだった」「もし....なら...」などと、うまく行き過ぎたことをダレン自身に告白させてしまっている。

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2004年1月 6日 (火)

ねらわれた星 星新一ショートショートセレクション

著  者:星新一
出版社:理論社
出版日:2001年11月初版
評  価:☆☆☆(説明)

 星新一のショートショート19編が収められている。著者は1997年に亡くなっているので、これは過去の新潮文庫を底本とした、言わば復刻版。
 中学生ぐらいの時に、ショートショートを好んで読んだ記憶があるので、1編ぐらいは覚えているかと思ったけれど、どれも覚えていなかった。
 中学生の頃は、最後のオチやドンデン返しが面白くて読んでいただけだけど、この本には環境問題を扱った「おーいでてこい」や、人間関係を皮肉った「肩の上の秘書」などなど、風刺の効いたものが多い。ひょっとして星新一の持ち味はこんなところにもあったのかも知れない。
 それにしても、ショートショートという分野は、星新一氏が確立したものだが、その後誰かが受け継いだという話を聞かない。惜しい気がする。

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