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2003年3月 9日 (日)

指輪物語1 旅の仲間(上)

著  者:J・R・R・トールキン (訳:瀬田貞二)
出版社:評論社
出版日:1973年2月10日初版 1988年3月30日第8刷
評  価:☆☆☆(説明)

 映画化(The Lord of the Rings)によって、脚光を浴びることになったファンタジーの古典。全てのファンタジー小説に影響を与え、多くのロールプレイングゲームのベースになったと言われる。この分冊は、3部作の第1部の前半。
 映画を先に見てしまった身としては、終盤になるまで敵と遭遇しない展開の遅さが気にはなった。しかし逆に、細かいエピソードのあれもこれも映画にはないのだということが分かった。映画化前からのファンの不満な気持ちを少し共有できた。あのエピソードがあってこそのあの場面というものもあるのだ。
 30年も前に翻訳・出版されたものだからか、訳者瀬田貞二氏の独特の語彙なのか、フロドが使った偽名は「山の下氏」。少しおかしな感じがした。また、アラゴルンの名前は「馳夫(はせお)」。洋書で確かめると、これは英語のStrider(大またで歩く者、転じて放浪者か)の訳。う~ん、名訳であるかも。実際、原作のファンからは熱烈な支持を得ているようだ。
 さらに、あとがきによると、トールキンの世界観は実に壮大なスケールで広がっていて、この3部作6冊でも、第1紀~第3紀まである内の最後の第3紀のそのまた最後の数年なのだそうだ。こうしたことも映画を見ただけの人には分からないのだから、身勝手な優越感はさらに高まるというものだ。

 映画The Lord of the Ringsをもっと深く理解したい人、そうでなくても、色々と他人より知りたがり屋の人は読むと良いです。ただし、先は長いよ。

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