« 海辺のカフカ | トップページ | シュエイクスピア1 »

2002年10月15日 (火)

十四の嘘と真実

著  者:ジェフリー・アーチャー (訳 永井淳)
出版社:新潮社(新潮文庫)
出版日:2001年4月1日発行
評  価:☆☆☆(説明)

 ジェフリー・アーチャーの短篇集。タイトルから推察されるように、14篇の短篇が収められている。
 訳者の解説によると、アーチャー氏は、「ケインとアベル」などの一代記、「大統領に知らせますか」などのポリティカルスリラー、そして短篇集という3つのジャンルを順番に書いているそうだ。そして、どのジャンルの作品でも、トリックやドンデン返しが氏の持ち味だと思う。
 その点、この短篇集はその持ち味があまり感じられない(「欲の代償」という一篇を除いて)。早くから結末が分かってしまうもの、トリックはあるもののすっきりしないオチで、切れ味が悪いものなど。消化不良というか欲求不満な後味が残った。短篇こそ、最後の切れ味が大切なのに。
 本短篇集は、実際の事件を基にしたものが多いらしく、そうした事情がストーリーの伸びやかさの足かせになったのかもしれない。

 人気ブログランキング「本・読書」ページへ
 にほんブログ村「書評・レビュー」ページへ
 (たくさんの感想や書評のブログ記事が集まっています。)

 
Yahoo!ブックマークに登録 livedoorクリップに登録 このエントリーをはてなブックマークに追加 Evernoteにクリップ

「十四の嘘と真実」 固定URL | 3.ミステリー, 3B.ジェフリー・アーチャー

« 海辺のカフカ | トップページ | シュエイクスピア1 »

3.ミステリー」カテゴリの記事

3B.ジェフリー・アーチャー」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/108492/48462196

この記事へのトラックバック一覧です: 十四の嘘と真実:

« 海辺のカフカ | トップページ | シュエイクスピア1 »